FORGETFULNESS もの忘れ外来
もの忘れ外来では、
我々が診療いたします
医師
木村 正夢嶺
専門分野
神経内科・もの忘れ
医師
森原 隆太
専門分野
神経内科・もの忘れ
医師
中井
専門分野
もの忘れ・一般内科
外来担当表
広畑センチュリー病院
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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9:00~12:00 | 中井(※3) | 木村 正夢嶺(※1) | 森原 隆太(※2) | / | |||
昼休み外来 12:00~13:00 ※要予約 |
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中診 13:00~15:00 ※要予約 |
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15:00~18:00 | / | / | / | / | / |
休診日 月曜午後、火曜午後、水曜午後・金曜午後・日曜・祝日
※1 木村 正夢嶺は、木曜の9:00~12:00までの診療となります。
※2 森原 隆太は、第1・3・5金曜の13:00~15:00までの診療となります。
※3 中井は、火曜の13:00~15:00までの診療となります。
石橋内科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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9:00~12:00 | 中井 | 森原 隆太(※1) | / | ||||
15:00~18:00 | / | / | / |
休診日 木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
※1 森原 隆太は、第1・3・5金曜のみ診療しています。
もの忘れ外来について
年を重ねれば相応のもの忘れをするようになるものです。
会話の途中で人や物の名前が出てこなかったり、今やろうとしていたことを「ど忘れ」してしまった経験はあると思います。この「年相応のもの忘れ」は自然な老化現象であり心配することはありません。大変なのは、「病的なもの忘れ」 すなわち認知症です。
認知症になると、日常生活に支障があるのに本人に自覚がなく、例えば数日前に孫と会ったことを覚えていないといった印象的な出来事の記憶が脱落したり、時間・場所・人がわからなくなったりします。このような状態になると治療やケアが必要になります。
しかし困ったことに認知症は突然発症するものではなく、長い時間をかけて発症するので、身近な家族ほど「年だからこんなもんだろう」と気づきにくかったりします。つまり、いつ頃から年相応のもの忘れが認知症になったのかの線引きが難しいのです。
そこで、軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)という「認知症ではないが予備群である」という状態が注目されるようになりました。
軽度認知障害は「軽度の認知症」 ではなく、「発症はしていないが、このまま放置すると認知症になる可能性が高い状態」です。
例えば、会話に 「あれ・それが増えた」「最近の出来事を忘れた」「話についていけない」「好きなことをしなくなった」「約束を忘れた」など、家族が「ん?」と疑問に思うようなことが増えてきた場合です。まだ認知症という病気には至っていませんが、 脳の神経細胞の中では「年相応の老化よりも悪い変化が起きている状態」なのです。
しかし恐れることはありません。早期に軽度認知障害
(MCI)とわかれば、その日からの努力で認知症の発症を遅らせることができるし、認知症を発症せずに人生を全うできる場合もあります。
いずれにしても、今のご自身の脳の状態を知ることで、これからの人生を具体的に再検討できます。
認知症を回避する努力は難しいものではありません。
生活習慣を見直し、食事や運動に気を配り、頭の体操をして、家族以外の人にも接するといった健康的な毎日を過ごしつつ、さらに治療やケアを受けていけば理想的です。
当法人のデイサービスや訪問リハビリサービスでも、軽度認知障害(MCI)や認知症に効果的なプログラムやリハビリを行っています。お気軽にご相談ください。
こんな症状の方は
ご相談ください
- 日付や曜日がわからない
- 単語や言葉が出てこないことが増えた
- 時間がわからない(昼か夜か、季節感がない服装をする)
- 話の脈絡をすぐに失う(話が飛ぶ・まとまりがない)
- 少し前のことを忘れる
- 質問を理解しない(話がかみ合わない)
- 同じ話を繰り返す、同じことを言う
- 本人の言うことを理解しにくい(何が言いたいの?)
- 好きなことに興味が向かない(テレビ・新聞・趣味に無関心
- 話のつじつまを合わせようとする(間違いを指摘されるととりつくろう)
もの忘れがあるからと言って必ずしも認知症とは限りません。年齢による“正常な反応”の場合もあるのです。もの忘れ外来は、認知症と加齢によるもの忘れを区別して、認知症を早期発見・治療するための外来です。認知症を少しでも早く発見し、適切な治療につなげられるように、専門医による診察・スクリーニング検査・画像検査などを用いて総合的に診断・治療を行います。
患者様の老いへの恐怖心や認めたくないプライドなど、認知症と向き合うことはご本人にとって非常にデリケートな問題です。そのため、一方的に診療方針をご提案するのではなく、患者様やご家族の不安・思いを汲み取りながら、寄り添うような形で必要な情報をご提供しています。