LINE instagram

BLOG 新着情報

ブログ

物忘れと認知症の違いとは?見極めるポイントと受診の目安を解説

「人の名前がすぐに出てこない」「何を取りに来たか忘れることが増えた」「親の物忘れが急に増えて心配」——年齢を重ねると、誰でも多少の物忘れは起こります。しかし、「ただの老化なのか、認知症の始まりなのか」と不安になる方は少なくありません。とくにご家族の場合、同じ話を何度もする、約束を忘れる、物をなくす回数が増えたといった変化に気づくと、心配になるものです。この記事では、加齢による物忘れと認知症の違い、見極めるポイント、受診の目安、予防や対策をわかりやすく解説します。あわせて、姫路でもの忘れ外来をお探しの方に向けて、石橋内科・広畑センチュリー病院のご案内もします。

物忘れと認知症の違いとは?

加齢による物忘れの特徴

年齢とともに記憶力が低下することは、自然な変化です。「朝ごはんに何を食べたか」を忘れる、人の名前が出にくい、物を置いた場所を忘れるといった症状は、多くの方にみられます。

ただし、これらは認知症の初期にもよくみられる症状です。そのため、物忘れがあるかどうかだけでは判断できません。見分けるポイントのひとつが、忘れたことに自分で気づけるかどうかです。「あれ、何だったかな?」と自分で気づき、思い出そうとする場合は、一般的な老化現象のことが多いとされています。

認知症の特徴

認知症とは、脳の病気によって記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障が出る状態です。次のような特徴があります。

  • 体験そのものを忘れる
  • 忘れている自覚がない
  • 同じ質問を繰り返す
  • 時間や場所が分からなくなる

例えば、「朝ごはんを食べたこと自体を忘れる」「約束したことを完全に忘れる」といった場合は、認知症のサインの可能性があります。

違いのまとめ

  • 忘れ方:加齢による物忘れは「体験の一部」を忘れます(朝ごはんのメニューなど)。認知症では「体験そのもの」を忘れます(朝ごはんを食べたこと自体など)。
  • 自覚:加齢による物忘れでは、忘れたことに自覚があります。認知症では、忘れている自覚がありません。
  • 生活への影響:加齢による物忘れでは、生活に大きな支障はありません。認知症では、薬の管理、金銭管理、料理、外出などに支障が出てきます。
  • 経過:認知症は、時間とともに少しずつ進行します。1年前より進んでいないか、物忘れが繰り返し起こっていないかを確認します。

物忘れと認知症を見極めるポイント

物忘れと認知症を見極めるときは、次の点を確認しましょう。

  • 日常生活に支障が出ているか
  • 物忘れが日常的に繰り返されているか
  • 1年前より進行しているか
  • 同じ話を短時間で繰り返していないか
  • 性格や行動に変化がないか

日常生活に支障が出ているか

もっとも重要なのは、「生活への影響」です。単なる物忘れでは、多少忘れても生活は大きく変わりません。一方、認知症では、次のような変化が出てくることがあります。

  • 薬の管理ができない
  • 金銭管理が難しい
  • 料理の手順が分からない
  • 道に迷う

ご家族が違和感を覚えるケースも少なくありません。

物忘れが繰り返され、進行していないか

認知症は、時間とともに少しずつ進行していきます。そのため、物忘れが日常的に繰り返されていないか、1年前と比べて進んでいないかが、見極めのポイントになります。毎日起こるわけではなくても、繰り返し起こる場合は注意が必要です。

同じ話を何度も繰り返す

認知症では、直前の出来事を忘れやすくなります。そのため、同じ質問を何度もする、数分前の会話を覚えていないといった症状がみられることがあります。加齢による物忘れでも聞き返しはありますが、短時間で繰り返す場合は注意が必要です。

性格や行動の変化

認知症では、記憶だけでなく、感情や行動にも変化が現れることがあります。

  • 怒りっぽくなった
  • 意欲が低下した
  • 身だしなみに無関心になった
  • 外出を嫌がる

「以前と様子が違う」と感じた場合は、早めの相談が大切です。

認知症の原因や背景

アルツハイマー型認知症

もっとも多い認知症です。脳に異常なたんぱく質が蓄積し、脳の神経細胞が減少することで発症します。初期には、物忘れや同じ話を繰り返すといった症状が目立ち、徐々に判断力や理解力も低下していきます。

脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血などが原因となる認知症です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病が関係しています。症状には個人差がありますが、急に認知機能が低下する、できることとできないことの差が大きい、といった特徴があります。

軽度認知障害(MCI)とは

「年相応の物忘れ」と認知症の間には、軽度認知障害(MCI)と呼ばれる、認知症の予備群の状態があります。この段階で気づくことができれば、生活習慣の見直しなどによって、認知症の発症を遅らせられる可能性があります。

一時的な物忘れの原因もある

物忘れのすべてが認知症とは限りません。睡眠不足、ストレス、うつ状態、薬の副作用、脱水などでも、記憶力が低下することがあります。また、甲状腺の病気や、頭の中の出血(慢性硬膜下血腫)など、治療によって改善が期待できる病気が隠れていることもあります。原因を正しく見極めるためには、医療機関での評価が重要です。

認知症予防と日常生活でできる対策

適度な運動を続ける

運動は脳への血流を改善し、認知機能の維持に役立つとされています。ウォーキング、軽い筋力トレーニング、体操など、継続しやすいものがおすすめです。運動機能の維持についてご相談したい方は、リハビリを含めて、医療機関に相談することもできます。

人との交流を大切にする

会話やコミュニケーションは、脳への刺激になります。家族や友人との交流を続けることも重要です。

バランスの良い食事

脳の健康維持には、食事も重要です。魚、野菜、大豆製品、オリーブオイルなどを取り入れたバランスの良い食事が、役立つと考えられています。

受診した方がよい症状

次のような症状がある場合は、早めに内科などの医療機関へ相談しましょう。

早めに相談したいサイン

・物忘れが増えてきた

・日常生活に支障が出ている

・時間や場所が分からなくなる

・同じ話を何度も繰り返す

・慣れている道に迷った

・性格の変化が目立つ

早期発見によって、進行を緩やかにできる可能性があります。

姫路のもの忘れ外来・石橋内科でできること

石橋内科・広畑センチュリー病院には、もの忘れ外来があります。神経内科専門医・認知症専門医の資格を持つ医師が、診察にあたっています。診察では、症状の経過、生活状況、服薬内容、ご家族からみた変化などを丁寧に伺います。必要に応じて、血液検査、生活習慣病の確認、認知機能評価、専門医療機関への連携なども行っています。

また、高血圧や糖尿病など、認知症のリスクにつながる生活習慣病の管理にも力を入れています。当法人のデイサービスや訪問リハビリサービスでも、軽度認知障害(MCI)や認知症に効果的なプログラムやリハビリを行っています。姫路で病院・内科をお探しの方や、リハビリも含めて総合的に健康相談したい方は、お気軽にご相談ください。

姫路のもの忘れ外来のご案内

【第1・3・5週の金曜日】もの忘れ外来・神経内科

・午前(9:00〜12:00/予約制):石橋内科

・午後(13:00〜15:00/要予約):広畑センチュリー病院

【月曜日】もの忘れ外来

・石橋内科(9:00〜12:00/予約制、15:00〜18:00)

※診療日・担当は変更される場合があります。受診前にお電話またはWEB予約でご確認ください。

医療法人社団 石橋内科

石橋内科:兵庫県姫路市広畑区東新町1丁目29/TEL 050-3613-2176

広畑センチュリー病院:兵庫県姫路市広畑区正門通4丁目2-1/TEL 050-3645-1580

もの忘れ外来のご案内:https://www.1484naika-century.com/forgetfulness/

よくある質問

Q. 物忘れと認知症は、どう見分ければよいですか?

A. 目安は、生活に支障が出ているか、物忘れが繰り返され1年前より進行していないか、です。ただし、ご自身やご家族の判断だけで見分けるのは難しいため、気になる場合は医療機関に相談してください。

Q. 物忘れで受診するのは、何科ですか?

A. 内科、神経内科、もの忘れ外来などで相談できます。当院では、もの忘れ外来と神経内科で対応しています。

Q. 認知症は、早く見つかれば進行を抑えられますか?

A. 早期に見つかることで、進行を緩やかにできる場合があります。また、認知症以外の原因による物忘れが見つかることもあります。気になる段階で相談することが大切です。

まとめ|物忘れと認知症の違いを正しく知ることが大切

加齢による物忘れと認知症は、似ているようで異なります。とくに、「生活に支障が出ているか」「1年前より進行しているか」「毎日でなくても繰り返し起こっていないか」は、重要な見極めポイントです。認知症は、早期発見・早期対応によって、進行を緩やかにできる場合があります。「少し気になる」「以前と違う気がする」と感じた段階で相談することが大切です。

姫路で病院・内科・リハビリ対応をお探しの方は、地域に根ざした石橋内科・広畑センチュリー病院まで、お気軽にご相談ください。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断に代わるものではありません。気になる症状がある方は、医療機関にご相談ください。